三重交通 RECRUIT

Interview

インタビュー

バス営業部 観光営業課 
三重受注センター

Y . M / 2021年入社

「交通弱者を0にする」その志を実現できる会社

Y . M
三重交通は、三重出身者にとって“空気のような存在”

三重県伊勢市出身で、幼い頃から遠足や修学旅行などで三重交通のバスを使ってきました。三重交通はもう空気と同じ。当たり前の存在でしたね。大学では社会学部で、現代日本の抱える様々な課題・問題の解決策について学んできました。

大学2年の時に全国で、高齢運転者による交通事故が多発し、高齢運転者に対して免許返納を求める風潮が高まって、世間の風当たりがすごく強くなったんです。当時、祖父母と同居していたのですが、元気に運転もしていたので、都市部ならともかく、田舎で車がないと買い物や出掛けるときなど日常生活に支障が出てしまうと思いました。

三重交通は、三重出身者にとって“空気のような存在”

一連のニュースを見て、このままだと高齢者の行動の自由が失われてしまうのでは、と危機感を持つと同時に、
地域における公共交通機関の大切さ、「生活の足」としての使命を担うバスの重要性を強く感じました。

「交通弱者を守りたい」その志を実現できる会社。

その頃、ちょうど大学の地域活動の一環で、伊勢市の広報誌作成プロジェクトに参加する機会に恵まれました。
伊勢市のコミュニティバスである市内環状バスの社会実験運行※1を取材することになり、バスを運行していた三重交通の運転士さんやお客さんに話を聞きに行ったんです。

おばあさんたちが「いまからお買い物いくんや」と嬉しそうにバスに乗り込んで、運転士さんが「ここは揺れますよ」
とか声掛けをして、おばあさんたちが「この運転士さん、いい人なんさー」と教えてくれて、小さいバスの中に、ほっこりした空気が流れていたんですよね。

単なる交通手段ではない、守るべき地域のコミュニティがそこにはあって。そうした経験を通じて、「この先の自分がどう生きるべきか」そう考えた時、高齢者や若者など、移動を制約されている「交通弱者」を0にしたい。そんな志が生まれたんです。この思いを叶えられるのは、三重県に幅広くバス路線を持つ三重交通だと思いました。

※1)伊勢地域公共交通会議が中心となり市内環状バスの社会実験運行を平成31年1月4日から令和2年3月31日まで実施。利便性などを多角的に検証のうえ、おかげバス(伊勢市コミュニティバス)「環状線」として令和2年4月1日から運行を開始しています
参考)https://www.city.ise.mie.jp/kurashi/koutsu/kanjo_bus/

入社後は“運行する立場”として180度見え方が変わった。
入社後は“運行する立場”として180度見え方が変わった。

入社1年目は、伊勢営業所で路線バスの営業を担当し、時刻表の作成業務などに携わりました。
責任感から視点が変わり、地元の伊勢が180度違う別世界に見えたのが新鮮でしたね。

今現在は観光バスの受注センターで、貸切バス運行指示を行う部署にいます。貸切バスは、路線バスや高速バスのように決められたルートではなく、お客様の要望に合わせたオーダーメイドの運行です。行程を確認し、バスが安全に運行できるか、旅行会社の方とこまめに打ち合わせをします。

バスの手配と運行指令書の作成をメインで担当しているのですが、三重県外への運行もあり、行ったことのない場所の資料作成は難しさもありますね。先輩や営業所の方に教えていただきながら自分の経験値を高めているところです。気軽に相談できる雰囲気で、仕事環境はすごく良いです。

あと仲間といえば、同期ともよく話しますよ。研修や飲み会を通じてすごく仲が良いんです!
仲間の存在は大切なので、今でも定期的に集まるように心がけています。横も縦も繋がりはとても強い会社だと思います。

地域を支える仕事はやりがいも大きい。

三重交通=路線バスのイメージが強いですが、貸切バスも約100台所有していますし、多角的な事業展開で、地域の皆様の暮らしに深く関わっています。地域への貢献度が高いこと、これは会社の大きな魅力ですね。

また三重県内だけでなく、鈴鹿で行われるF1グランプリやコンサートなどの大規模イベントでは、名古屋駅から直行のエクスプレスバスを運行するなど、県外からの移動を支えていることにもやりがいを感じます。

地域を支える仕事はやりがいも大きい

路線バスと観光バスの双方を経験できたことで、自分の視野が広がり、今後のキャリアにとてもプラスになりました。
仕事柄、行楽シーズンは繁忙期のため残業もありますが、オフシーズンは有給休暇も取りやすいので、プライベートとの両立ができるのもいいところですね。

旅行が好きなのでよく出かけていますが、職業柄、旅行先でも道路の幅や時間ごとの混み具合、時刻表の表記などをチェックしてしまうんです(笑)。
写真を撮って職場で共有したり、仲間とはよくそういう話題で盛り上がっています。

自分がやるべき「志」を持てば、人生はより良いものになる。

学生のみなさんには「志」を持って、自分の人生を生きてほしいです。志とは人生の中でやるべきこと。
ぜひ色々な場所に行き、色々な人と出会い、自分の世界を広げてほしい。
その中で自分のやるべきこと、やりたいことを見つけて今後の進む道を考えてほしいと強く願っています。

どんな会社でもどんな仕事でも、楽しいことばかりではなく、しんどくて思い悩む時があるものです。
けれど、この自分で決めた「志」があれば、つらく苦しいことも「志」を実現するためのミッションなのだと気づくことができ、乗り越えることができるはず。

私も今後、交通弱者の方々が自由に移動できる未来に向けて、志を胸に邁進していきたいと思っています。
バス事業全般の知識はもちろんのこと、社会の構造や人口動態の変化、交通政策など、幅広い視野で社会情勢についても学びを深め、複数の角度からアプローチを考えていければと思います。

Y.Mさんの ある一日 のスケジュールY.Mさんの ある一日 のスケジュール

9:30

出社・メールの確認

出社をしたらまずメールを確認します。
旅行会社や営業所からの問い合わせ対応を行います。

10:00

旅行会社と電話で打ち合わせ

旅行会社よりいただいた行程表をもとに、法令に遵守した運行内容であるか、
ルートや時間設定に無理がないかなどを確認し、旅行会社の方と打ち合わせを行います。

12:30

昼食

基本は社内でお弁当を注文しますが、同じ部署の方と外食することも。
最近は、同期の分のお弁当を一緒に注文したり、逆に自分の分も頼んでもらったりしているのですが、お互い何が注文されたかは食べるまで分からないので“サプライズ昼食タイム”として楽しんでいます(笑)。

13:30

運行指令書作成

乗務員が安全に運行できるよう、道路輸運送法に基づき、運行時刻、経由地、休憩地、休憩時間や安全を確保するための必要事項などを記載した運行指令書という資料を作成し、関係各所に連絡します。

18:30

退社

退社後は自宅で映画やドラマをみてリラックスしています。行楽シーズンは残業もありますが、その分オフシーズンはゆとりがあり、有給休暇を取って旅行を楽しむなど、仕事とプライベートのバランスも大切にしています。